■完全除去を目指さない なかには痛みが長引く腰痛もある。その場合、つい「痛みゼロ」を目指しがちだが、腰痛治療の目的は「痛みを気にしないで日常生活を過ごせるようになる」。腰痛完全除去ではない。「痛み軽減の生活指導や認知行動療法で、QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)を最大限に改善することをゴールにします。もちろん、腰痛治療の意義を医師と患者さんが正しく共有することは不可欠です」 腰痛とうまく付き合っていけるのだ。
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