④認識を変える
痛いと感じたときに、音楽を聴いたり、瞑想したり、ヨガをしたり、体操をしてもらう。痛みに対する目線を変え、「痛みのせいで何もできない」という認識を、「痛みがあってもやれることはたくさんある」という方向に変えていく。
慢性疼痛の治療は、そうした薬物療法と認知行動療法が中心になるが、周囲の協力も重要だ。
「家族など患者さんにとってのキーパーソンが慢性疼痛を正しく理解し、『痛くてもできたこと』をしっかり評価することが大切です。患者さんの自信につながり、できることを増やすモチベーションになります」
慢性疼痛に関する知識や、適切な治療を受けられる医療機関は、厚労省の「慢性の痛み政策ホームページ」で調べることができる。