治療は、バイアグラなどED治療薬の服薬が基本。ジェネリックの登場で薬の値段が下がり、受診者は増加傾向だという。お守り代わりに余分に持っていれば、精神的な余裕が生まれ、うまくいくことも。そうやって何度か成功すれば、薬は不要になるという。
■過重労働も増加の原因に
20代のEDが増えている背景には、社会的な事情もあるそうだ。
「ストレス社会の今、心療内科や精神科にかかる若者が増えています。その結果、抗うつ薬などの薬の影響で勃起不全を起こすことがあるのです」
厚生労働省によると、うつ病などの精神障害による労災認定件数は、昨年が過去最多を記録。過重労働が、20代のEDを増やす原因にもなっているという。
「薬の影響では、男性型脱毛治療薬もあります。男性ホルモンのひとつ、ジヒドロテストステロンの産生が抑えられるため、その影響で性機能が障害されることがあるのです。20代で脱毛治療薬を飲む方は少なくありませんから」
気になる人は、医師に相談することだ。