数字が語る医療の真実

かっけの臨床試験 大森憲太式はなぜ非難されるのか?

 その点を加味して、島薗の方法を「臨床試験」、大森の方法を「人体実験」と書いたのですが、前者は倫理的な人体実験、後者は非倫理的な人体実験であり、どちらも人体実験に他なりません。

 しかし現代でも、ワクチンを接種した人としない人の両方にノロウイルスを摂取させ、発症が予防できるかを検討したランダム化比較試験もあり、倫理的と非倫理的の境目には、微妙なところがあるのも事実です。

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名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。7月末に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)を出すなど著書多数。

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