スマホ診断でED・AGA薬購入のシステムは使えるのか?

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 国内ナンバーワンの処方実績を誇る「イースト駅前クリニック」が、ED薬(勃起不全)やAGA薬(男性型脱毛症)のスマホによる「遠隔診療」を始めている。

 クリニック内で他の患者と顔を合わせずにすんだり、通院する時間の短縮にもなる。

 利用者はまず専用のアプリをダウンロード。パソコンやスマホで予約(予約料は540円)を入れ、ビデオ電話(スカイプ)で医師の診療を受ける。バイアグラやプロペシアなどの希望があれば、翌日、宅配便で自宅まで配送してくれる。支払いは、クレジットカード払いだ。

「ED・AGA薬の個人輸入は後を絶たず、見えないところで出回っているのが現状です。しかし、輸入薬の中には成分の偽造表記や配合量が多く、予期せぬ副作用のリスクも伴います。スマホ診察は、治療をためらっている男性の間口を広げる効果があるでしょう」(イースト駅前クリニック・広報担当者)

 こうしたインターネットを介して医師が診療を行う「遠隔診療」は、厚労省が認可しており、政府も2018年度診療報酬改定で推進する方針を表明している。

 通院の手間、交通費の削減ばかりでなく、育児中で手が離せない父母や、病院への付き添いで仕事を休んでいた人も助かる。

 もちろん、スマホ診察が普及すれば、地方に住みながら都会の専門医に診てもらうことも可能になる。

 ちなみに、イースト駅前クリニックの「シアリス/20ミリグラム」を処方してもらうと、1錠2000円。「プロペシアジェネリック」(東和薬品)は30錠ものが4800円となっている。

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