正しい運動で健康寿命を延ばす

【肩凝り対策】肩周辺の筋力不足を鍛えてカバーする

写真は「定年後が180度変わる 大人の運動」から
◆ペットボトルロウイング(僧帽筋強化)

 僧帽筋は首から肩と背骨をつなぐ大きな三角形の筋肉になる。

①スタートポジションは、両手にペットボトルを持って立ち、足を肩幅に開いて軽く膝を曲げ、肩の真下にペットボトルがくるように上体を前かがみにする。背筋を伸ばすのが肝心。②脇を開き、肘を先行させて肩甲骨を寄せながら4秒かけて腕を背中側に引き、また4秒かけて①に戻して1回(写真②)。20回1セットとして1日2セットが基本。

 いずれも、自分に合わせてペットボトルの重さや回数を増減してOK。

 次回は肩凝り対策トレーニング後に行うストレッチを紹介する。

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中野 ジェームズ修一

中野 ジェームズ修一

1971年、長野県生まれ。多くのアスリートから支持を受けているPTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー。株式会社スポーツモチベーション最高技術責任者。米国スポーツ医学会認定運動生理学士。多くのオリンピック選手や青山学院大学駅伝チームの箱根駅伝連覇を支えるなど、アスリートから絶大な信頼を寄せられている。「100トレ 医師とトレーナーが考えた100年時代の新健康体操」(徳間書店)が発売中。

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