「喘息は症状が出ていないから治った、というわけではありません。呼吸困難が起こらなくても、継続した治療が必要です。ところが、治療を途中でストップしている患者さんも少なくない。喘息の症状が出ていなくても、治療が不十分であれば、好酸球性副鼻腔炎の改善もなかなか見られません」
「one airway, one disease」の概念のもとに、耳鼻咽喉科医と呼吸器内科医が情報を共有し、しっかり治療に当たることが重要だと、野中医師は指摘。
好酸球性副鼻腔炎の患者には、再発を繰り返すたびに手術を受ける人もいるが、そうしなくても、症状をうまく抑え込むことができる可能性がある。