独白 愉快な“病人”たち

TVグルメ情報は見れず…田中健さん急性膵炎の苦しみ語る

3日間の絶食中はグルメ番組を見るのもつらかった(C)日刊ゲンダイ

■退院後は大好物の脂物とアルコールを激減させた

 いまはアルコールは、うんと調子がよくても缶ビール1本ぐらい。脂は基本1日3グラムです。厳密ではないですが、妻がいろいろ頑張ってくれています。おいしく作ってくれるので、脂抜きの食事にもだんだん慣れてきましたし、もう妻には頭が上がりません。

 天ぷらやカツ丼も食べたいですけど、あの痛みを思い出しててんびんにかければ、たいていは耐えられます。でも昨日は外でたまたまステーキを食べて、妻にすごく怒られました(笑い)。食事のときは、まず野菜が先。多めの野菜を食べるようになってからは背中の吹き出物が消えて、いかに食事が体をつくっているかを知りました。

 病気をしたことで一番良かったのは「自分がわかったこと」です。ずっと、脂の取り過ぎや野菜不足にも気づいていなかったわけですから。あと、外食をしなくなったことで、ケーナの練習時間が増えました。本当に楽しくて3~4時間があっという間。最高の癒やしです。

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