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急ぎ整形外科へ 体重減少や熱を伴う腰痛は重大病の疑いが

神経障害の可能性も
神経障害の可能性も(C)日刊ゲンダイ

 慢性痛といえば、トップは腰痛。どういう時、診療所や病院の整形外科を受診すべきか?

 札幌医科大学医学部整形外科学講座の山下敏彦教授によれば、次のポイントを押さえておくべき。いずれも、なるべく早く整形外科を受診すべき症状だ。

 まず、「安静にしていても痛む」「最近体重が減少している」「熱が下がらない」。いずれかひとつでもあれば重篤な疾患の可能性が考えられる。

 次に、「痛む場所が赤く腫れている」「局所の熱感がある」。脊椎関節炎などの炎症性疾患の可能性がある。

 さらに、「手足のしびれや痛みがある」「手足に力が入りにくい。マヒがある」「連続歩行距離が300メートル以下」「尿が出にくい」。椎間板ヘルニアといった神経障害の可能性を頭に浮かべた方がいい。

 どの症状もなければ運動や生活改善など自己対策が可能だが、一度専門医に相談した方がいいケースもある。それは、「痛みのために仕事・家事・学業に支障がある」「痛みのために、趣味・スポーツができない/毎日が憂鬱」に該当する時。あなたの腰痛はどうだろう。

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