元若島津はいまだ昏睡状態 寒い日のサウナこんなに危ない

元大関若嶋津が倒れて1週間(C)共同通信社

 動脈瘤ができていなくても、血管がボロボロになっている人は脳梗塞に見舞われることがある。原因は糖尿病やコレステロール、脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病だ。

 サウナに入って温まり、帰宅の際に屋外の寒さにさらされると血管が収縮する。これも危ない行為なので注意が必要という。

 肥満の人は動脈硬化で心臓に負担がかかり、不整脈から心筋梗塞を引き起こすことがある。これも命にかかわる症状だ。

「中高年になったらサウナではアルコールを控えることです。とくにビールは利尿作用があるので脱水症状を招き、血が固まって血管が詰まりやすくなる。なるべく水やウーロン茶を飲んでください。もし具合が悪くなったら、従業員に言って救急車を呼んでもらう。病気は大騒ぎをした人が助かり、我慢した人が命を落とすものです」(米山公啓氏)

 高温サウナで長時間汗をかき、水風呂に飛びこむのは一種の自殺行為。何事もほどほどにしないと、健康サウナが「死亡サウナ」になってしまう。

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