役に立つオモシロ医学論文

「買い物難民」は肉、野菜、果物の摂取不足に陥る

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「多い」「いくつかある」と回答した人を買い物に便利なグループ、「少ない」「なし」「わからない」と回答した人を買い物に不便なグループとし、この2つのグループで食品の摂取不足(1日1回未満の摂取)を比較しました。

 その結果、買い物に便利な人と比べると、不便な人では野菜・果物の摂取不足が男性で18%、女性で26%多いことが分かりました。また、肉・魚の摂取不足についても同様に男性で15%、女性で17%多いという結果になっています。

 この研究では、買い物が不便という地理的な環境が、食品の摂取不足と関連することが示されています。バランスの良い食習慣を維持するためには、こうした地理的な環境も十分に考慮する必要があります。

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青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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