原因は姿勢の悪さ 一人でできる「首凝り」3つの撃退法

横向きに寝たときには一直線に(提供写真)

「ひどい肩凝りで、もむと痛い」「慢性的に頭痛がする」「夕方になると、肩ばかりか目の奥も痛い」――こんな症状を訴えるサラリーマンは少なくない。彼らの大半は連日の残業で、帰りの電車ではクタクタ、土日に寝だめしても疲れが取れない……といった“疲労スパイラル”に陥った人々だ。

 とりわけ、肩凝り、首凝りに悩む40代、50代男性は多い。「首姿勢を変えると痛みが消える」の著者で、神奈川県相模原市にある「16号整形外科」の山田朱織院長が言う。

「痛みや凝りがどの部分に出るかで肩凝りと首凝りを分けていますが、どちらも原因は頚椎の異常です。これが一番多い。では、何が悪いかというと、ひとつは首の骨の病気です。質が悪くなっていたり、椎間板や肩の関節が悪くなって症状が出るのです。四十肩や五十肩が典型ですね。これは医者が治療するしかない。もうひとつは、姿勢の悪さに起因するケース。首の姿勢が悪くて痛みが出るんです。つまり、姿勢を正すと症状を軽くできるのです」

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