この研究では、94家族200人(平均55.4歳)が対象となりました。スマートフォンなど小型の電子端末を用いて、身体活動の目標達成度に基づいてポイントを獲得し、レベルを上げていくなどのゲーム化された運動プログラムと、通常の運動プログラムが比較され、目標歩数達成率が検討されています。
12週間の運動プログラム実施期間において目標歩数達成率は、ゲーム化されたプログラムでは0.53、通常の運動プログラムでは0.32となっており、「ゲーム化されたプログラムで統計学的にも有意に目標達成が多い」という結果が示されました。継続することがなかなか難しい毎日の運動も、ゲーム化することで楽しみながら実践できるかもしれません。
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