解析の結果、交通渋滞に巻き込まれたドライバーの収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)は、それぞれ142㎜Hg、87㎜Hgでした。また交通渋滞に巻き込まれなかったドライバーでは、それぞれ123㎜Hg、78㎜Hgとなっており、交通渋滞に巻き込まれると、そうでない場合に比べて、統計学的にも有意に血圧が高くなることが示されています。
車通勤などで日常的に交通渋滞に巻き込まれる可能性の高い人では、こうした血圧上昇が持続的な高血圧状態を引き起こす可能性もあり、注意が必要かもしれません。渋滞に巻き込まれた際は音楽をかけるなど、リラックスして運転できると良いかもしれません。
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