年をとったら「太る」を目指す

一見すると肥満でも サルコペニアやフレイルの可能性あり

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 また、脂肪は多いが、筋肉量が少ない低栄養状態の可能性もある。これが続けば、筋力や活力が低下する。すると身体機能の低下から活動度の低下を招き、食欲が落ち、結果的に摂取量も落ちる。低栄養は一層ひどくなり、サルコペニアが進むという「フレイルの悪循環」が起こる。

 70代、80代でも「高齢者」という言葉を当てはめづらいほど元気な人はいる。しかし高齢者では、一度はフレイルのリスクはないか調べた方がよい。

「フレイルのチェックは、老年科、総合診療科、総合内科などで行われます。生活機能全般、運動機能、栄養状態、口腔機能、閉じこもり、認知症、うつの25項目で構成される基本チェックリストで8項目以上に該当する場合には、フレイルの可能性が高いです」

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若林秀隆

リハ栄養、サルコペニア、摂食嚥下障害を特に専門とする。日本リハビリテーション医学会指導医・専門医。

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