大人の発達障害に効果 リハビリプログラムを実施医が解説

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 発達障害においてリハビリテーションプログラムが占める役割は大きい。発達障害は発症メカニズムが解明されておらず、決め手となる治療法がないからだ。成人のADHDは2種類の薬が承認されているものの「これで治る」というわけではなく、アスペルガー症候群には薬がない。

「まずは本人、そして周囲が発達障害の特性を理解し、正しく対応することが、発達障害による不適応の解消につながります。生きづらさを感じる生活上の悪循環を断ち切れば、うつ病などの二次障害や併発を避けられます」(五十嵐院長)

 なお、「メディカルケア虎ノ門」のリハビリテーションプログラムは治療の一環なので、同クリニックの発達障害専門外来の受診が前提。初診は2時間ほどかけて面談や心理テストを実施するため、健康保険適用の診察料に加え予約料1万円がかかる。それ以外は、プログラムも含め、保険適用だ。

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