独白 愉快な“病人”たち

異変は突然 藤崎奈々子「チョコレート嚢胞」摘出手術語る

15年5月に手術を受けた(C)日刊ゲンダイ

■「あれだけ痛い思いをするくらいなら、さっさと取ってしまいたい」

 ロケを終えたあと最終の飛行機で羽田に着き、その足でマネジャーと救急病院へ行くと即入院になりました。初めは押して痛い場所から「盲腸」を疑われましたが、翌朝になって医師から「婦人科系の病気の経験は?」と聞かれ、チョコレート嚢胞のことを伝えたことで婦人科での検査となり、病名が判明しました。「チョコレート嚢胞が腫れて、手術レベルの大きさに達している」との診断でした。

「あれだけ痛い思いをするくらいなら、さっさと取ってしまいたい」というのが私の率直な思いでした。医師からは「もし卵巣が腸にひどく癒着していたら、腸ごと切るので一時的に人工肛門になる可能性もある」と説明されましたが、それでも「あの激痛がなくなるのなら仕方ない」と思いました。結局、癒着はほとんどなく、嚢胞の摘出が完了。1週間弱で退院できました。腹腔鏡手術だったので、今はよく見ないと分からないくらい小さい傷ですけど、術後はやっぱり痛かったですよ。

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