「健康的な入浴法」と「ミネラル入りむぎ茶」でヒートショック対策を

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 入浴を医学的に研究している東京都市大学人間科学部の早坂信哉教授に、入浴時に何に気をつければ良いのか、健康的な入浴法について聞くと、3つのポイントを挙げてくれた。

1.お湯の温度は40度
 40度のぬるめの温度は副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスさせ、血圧が下がるなどの効果がある。一方、42度を超える温度のお湯に浸かると血圧が上昇、また、血液の粘度が上がり血栓ができやすくなるなどのヒートショックを起こしてしまう危険性が出てくる。

2.入浴時間は10分
 お風呂に浸かることで得られる温熱効果によって、血液の流れが良くなり、新陳代謝が活発になることで老廃物が排出されるなど健康に効果的。しかし、40度でも10分以上の入浴は体温が上がりすぎ、冬でも浴室熱中症になる危険がある。

3.半身浴より全身浴
 体が温まって血流がよくなるので、冷えの改善に効果的。

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