女性医師でも男性医師でも、信頼できて安心して任せられるということが一番大事とは思いますが、それだけではないようです。最近はほとんどなくなったと思いますが、男性医師の人権無視というか「気配りのなさ」を感じた患者さんの話を思いだします。
卵巣がんだった主婦のBさん(43歳)は、ある病院の婦人科で両側の卵巣摘出の手術を受けたあと、回診中の担当医から「がんはしっかり取れました。大丈夫ですよ。でも卵巣がなくなったのであなたは女性ではなくなりました」と言われたというのです。Bさんは、「中学生の息子のいる前で、なぜそんなことを言われなければならないのか。月経がなくなったことを言いたかったのでしょうか。治療には感謝しているが、忘れられない屈辱だった」と憤っておられました。
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