第3世代の視力矯正手術「リレックス」の実力とデメリット

メガネよ、さらば…か?(C)日刊ゲンダイ

 リレックスは蓋を作らない。その点ではPRKと同じだが、角膜表面に強いダメージを与えない。特殊なレーザーで角膜内に薄い切片を作り、その後、角膜を小さく切開して切片を取り出す。レーシックと同様、切開した部分は自然に角膜とくっつく。

「『フラップ』を作るとどうしても衝撃に弱くなります。だからレーシックは、格闘技など目に何かがぶつかる可能性がある人には向いていない。リレックスはその弱点をクリアしています」

 レーシックでは円形状の蓋を作るため、20ミリほど切開することになる。リレックスは切片を取り出すためだけの切開なので、2~4ミリ。10分の1の小ささだ。

「切開部分が小さいため、神経線維を切断する量が少なく、リレックスではドライアイはほぼ起こりません。一方、レーシックでは大抵の方にドライアイが起こります。時間が経てば改善しますが、もともとドライアイがある人では3~6カ月、症状が続く場合もあります」

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