第3世代の視力矯正手術「リレックス」の実力とデメリット

メガネよ、さらば…か?(C)日刊ゲンダイ

■保険適用はなし

 デメリットもある。まず、視力回復に時間がかかる。レーシックでは術後数時間で1.0程度まで視力が回復するが、リレックスは1週間ほどかけてゆっくりと視力が回復。次に、再手術が可能なレーシックに対し、リレックスは「2度目」はできない。PRKやレーシックなど別の方法で再手術となる。

「レーシックより後に登場したリレックスは、当然歴史も浅い。適切に行えば安全な手術ではありますが、長期的に見た場合、『100%問題がない』とは言い切れない部分もあります」

 実際、米国では「長期結果については臨床結果待ち」とする声もある。

 戸田院長は、「すべての手術に言えることですが」と前置きした上で、レーシックにしろリレックスにしろ、しっかりと説明を受け、メリット、デメリットを理解してから納得のいく治療を選択すべきだと強調する。

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