12月は事故で救急搬送も増 年末大掃除が意外な病気を招く

高所の掃除や冷たい水には注意(C)日刊ゲンダイ

「傷を受けた直後は眼球表面の組織に炎症が起こり、角膜の表面が完全にはがれたり、角膜全体がすりガラスのように濁ってしまうことがあります。化学物質がアルカリ性だった場合は角膜に浸透して眼の内部にまで障害を及ぼすことも。重症の場合、眼球とまぶたが癒着したり、後に白内障や緑内障などを引き起こす可能性があります」

 最近は水道水などを電気分解することで得られる物質を使った掃除用品が人気だが、pH11以上の強アルカリ製品の扱いは注意しなければならない。

 大掃除では少なくともホコリがつきにくい服装と帽子、ゴム手袋、マスク、ゴーグルで身を固め、温水を使うよう心がける必要がある。

5 / 5 ページ

関連記事