12年間にわたる追跡調査の結果、死亡リスクは単身者で33%、家族と同居している人で11%、統計学的にも有意に減少しました。また心臓病による死亡についても、単身者で36%、家族と同居している人で15%、統計学的にも有意なリスク減少が示されています。
犬を飼うことができる人は、それなりに経済力があり、衛生管理にも気を配れる人である可能性が高く、こうした人ではそもそも健康状態が良好であるともいえます。したがって、この研究結果から、「犬を飼うことで死亡リスクが減少する」というような因果関係を決定づけることは難しいかもしれません。
とはいえ、飼い主にとっては、犬も家族同様、大切な存在であり、少なからず精神的・身体的健康面に良い影響を与えているように思います。
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