冬の快眠は体温管理がカギ “3つのNG”を作業療法士が解説

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

(3)暖房のつけっ放しはダメ

 部屋を暖房で暖めっ放しにするのも深部体温が下がらない。

「深部体温が最も低くなるのは、起床から22時間後です。たとえば、朝6時に起きた場合は午前4時に最低になり、そこから起床時刻に向けて徐々に上がっていく仕組みになっています。暖房で部屋がずっと暖かいと、深部体温が最低まで下がらないまま上がってしまう。すると、熟睡できずに寝起きもボーッとした状態になります」

 暖房は寒い朝にすっきり目覚めるために利用したい。起床1時間前に稼働するようタイマーをセットすれば、起床に向けて深部体温が上がる動きを補助することができる。起きた後は温かい飲み物をとるとさらに効果的だ。

 深部体温を意識すれば、冬でもぐっすり眠れてすっきり起きられる。

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