旅先で見知らぬ町を歩き回るのもいい。ウオーキングに限らず、好きなスポーツをするのももちろん有効だ。
くどうちあき脳神経外科クリニックの工藤千秋院長は、さらに効果的な運動のやり方を教えてくれた。
「1日30~40分、デュアルファンクション(2系統の働き)を行うことが、脳にとって非常に有効だといわれています。単に体を動かすだけでなく、もうひとつ別の動きを加えるのです」
たとえば、散歩をしながら歌を口ずさむ。脳内の歌詞を記憶する部分、音程をとる部分、喉を動かす部分が同時に動きだすため、単に手足を動かすだけより脳が活発に働き、活性化する。
口に出すのが恥ずかしければ、頭の中で歌うのもいい。ただし、転ばないよう足元にご注意を。
これで「物忘れ」は怖くない