日本の医療の環境や安全性について技術と知識を身に付けて帰国すれば、あとは独学で十分に通用する医療を実践できるケースが多く、それがその国の医療の発展につながると考えているのです。
外国人といえども、日本人研修医と大きな違いはありません。指導医や上級医が同席して監督していれば、ある程度の医療行為を行うことができます。手術の執刀は難しいですが、助手であれば問題ありません。わざわざ日本まで研修にやってくるくらいですから、外国人医師の多くはヤル気があり、優秀な人材も少なくありません。日本人研修医とともに切磋琢磨して、今後の医療を発展させていって欲しいと願っています。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」