愉快な“病人”たち

子宮頸がん克服 ドラマー小林香織さんが説く検診の重要性

子宮全摘手術を受けた小林香織さん(C)日刊ゲンダイ

 そして、私がこの段階で先生から言われた円錐切除術は、がんのある子宮頚部を1~2センチの奥行きで円錐状に切り取る治療法です。子宮の多くを残すことができ、手術時間も30分前後と負担も軽く、妊娠も可能です。私たち夫婦は妊娠を強くは希望していませんでしたが、軽い治療法になると聞いて安心しました。

 こうした一連の経緯を両親に話したところ、「がんの専門医にもう一度診てもらいなさい」と強く勧められました。日頃、私に強く何かを指示することのない両親がそう言うのならと、がん専門医を訪ねたのです。

 特に不安に思うこともなく受診したのですが、先生から「これは子宮を全摘しなければいけない」と告げられました。がんは子宮頚部にとどまっているものの、大きさが3センチほどありました。私の症状だと、広汎子宮全摘手術(子宮と膣の一部を含め骨盤壁近くから広い範囲で切除する)と、骨盤リンパ節郭清(がんの周辺にあるリンパ節を取り除く)を行う必要があるとのことでした。

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