われわれが「疲れた」と感じるのは、体が疲弊したわけではない。脳の中にある自律神経の中枢に負荷がかかり、これ以上、酷使しないように、脳が疲労感を自覚させようとする。つまり、疲労は脳の疲れなのだ。
疲れをとるには、生活習慣の中で「脳疲労」をなるべく蓄積させないことが重要になる。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏(大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授)に聞いた。
●鶏の胸肉を日常的に食べる
抗疲労成分「イミダペプチド」を豊富に含んでいる。疲労を引き起こす原因となる酸化ストレスを軽減する作用が科学的に認められている。
「カツオやマグロにも含まれていますが、鶏の胸肉には及びません。1日100グラムを目安に2週間くらい取り続けると効果が表れます」
●入浴は熱い湯につからない
疲れない心と体を手に入れる