血行が良くなると、自律神経の負担が軽減される。
「自律神経は、呼吸、心拍、血管の収縮と拡張など、全身の血液循環のすべてをコントロールしているため、血流を安定させることが一番大変な仕事です。血流が悪いと自律神経がフル回転するため疲労がたまります」
ただし、寒いからといって熱い湯につかるのは逆効果。交感神経が刺激され、かえって自律神経が疲弊してしまう。
「お湯の温度は40度が理想的です。ぬるく感じる人は、湯船につかってから追いだきをして温めるようにしてください。一番危険なのは寒いところからいきなり熱い湯に入ることです。浴室暖房などで浴室全体を暖かくする工夫も大切です」
●軽く散歩する
息切れするような強い運動はNG。1キロ以内の距離を、汗をかかない程度のスピードで散歩するだけで効果がある。
疲れない心と体を手に入れる