とはいえ、まだまだ数が少ないのと、継続して使わなければならないにもかかわらず保険が適用されないことから、誰でも使える状況には程遠いといえます。1回のトリートメント費用は400ドル(約4万4000円)と高額で、がん治療費だけで精いっぱいの患者はとても手を出せないのです。
もう少し安いオプションとして、フリーザー接続でなくマニュアルで冷やして使う帽子もあります。登場したのは10年ほど前ですが、まだ米食品医薬品局の認可は下りておらず、患者が業者から直接レンタルする仕組みになっています。料金は月400ドルで、フリーザー接続1回分と同じです。
気軽に利用できる環境づくりに大きな期待がかかっています。
ニューヨークからお届けします。