独白 愉快な“病人”たち

脳が視力調整 田中公平さん「白内障」手術後のメガネ問題

作曲家の田中公平さん(C)日刊ゲンダイ

 何も見えないので、眼球にメスが入る瞬間の恐怖なんてものはありません。軽い音楽が流れる手術室で痛くもかゆくもなく手術は終わり、目に何かをかぶせられて、別室で30分ぐらい休んだら眼帯のきついやつを装着して、もう帰宅です。

 帰宅後は、傷口にバイ菌が入らないように、1カ月ぐらいは洗髪も洗顔も禁止。1週間はきつい眼帯の“片目生活”で、その後の2週間ぐらいは緩い眼帯生活でした。髪も顔も洗えないのがちょっと嫌でしたが、つらいのはそのくらい。目が見えづらかった手術前の生活のほうがよほどつらかったので、白内障の手術を躊躇されている方には、すぐ受けることをお勧めします。

■すぐにメガネを作って大失敗

 今の視力は裸眼で左0.1、右0.3。メガネを掛けて1.5と1.2ぐらいで、本当に快適です。ただ、何度も言いますが、すぐにメガネを作ると失敗します。

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