無理なく始められる “正月脂肪肝”を解消する食事と運動

できれば毎日30分以上続けてウォーキングを(C)日刊ゲンダイ

「どうしてもお腹が減ったら低カロリーの○○を食べるといい、という話を聞きますが、夕食後に食べる人はエネルギー不足が理由ではありません。習慣で食べているだけです。2週間くらいは断固として食べない。そうすれば、食べたくなくなります」

 2つ目は夕食で糖質を取り過ぎないことだ。

「糖質も必要だから取っているわけではなく、糖質中毒になっているから食べるのです。不必要な糖質は脂肪細胞にため込まれて、結果、体重が増えて脂肪肝をつくり出します。これを解消するには夕食だけでいいから糖質を抑える必要があるのです」

 ただし、厳しいルールを課す必要はない。夕食は小さめの茶碗に軽くご飯1杯として朝食、昼食は何も制限しない。普段通り何を食べてもよいというメリハリが大切だ。

「3つ目はゆっくり時間をかけて食べること。ゆっくり食べれば太らないし、脂肪肝もできにくい。咀嚼はひと口30回を目指し、食事時間は長くするよう努力します。そのために箸の使い方を変えてひと口の量を少なくするのもいいでしょう」

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