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アメリカの平均寿命は78.6歳に 2年連続で短くなった理由

 先進国中、唯一国民皆保険でないアメリカでは、高額な医療費や健康保険料が支払えず、まともな医療を受けられない人が少なくありません。これが、貧富による寿命の差に関係しています。

 一方、その国の「健康度」を測る指針とされている乳幼児死亡率は、昨年よりわずかに低くなっています。とはいえ、いまだに先進国中で最も高く、日本の2.5倍以上となっています。

 この数字は、直接は平均寿命に関係があるとはいえないとされていますが、アメリカで生活するのは「あまり健康に良くない」と思わせる結果を2年連続で更新してしまったことは間違いありません。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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