末期がんからの生還者たち

前立腺がん・大腸がん<3>「手術室のそばから離れないで」

吉田博行さん(C)日刊ゲンダイ

「皮下埋め込み型ポート」とも呼ばれる中心静脈カテーテルだ。日常生活に支障はない。4クール(1クール、21日間)まで行った。

 60歳のときに「前立腺がん」を告知され(現在もホルモン療法による治療中)、63歳で2度目のがん「大腸がん」を告げられた。そして今度は「腹膜播種」である。

 まさに心身ともズタズタだった。それでも、入院治療はこれで終わらなかった。抗がん剤副作用との闘いが待っていた。

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