「最初は頭が重い感じがして、やがて強い頭痛が表れるようになります。血腫ができた場所によってはマヒやしびれが起きます。なかには物忘れが激しくなり、精神的に錯乱、高齢者のなかには認知症症状を起こすこともあります」(福永医師)
こうした後遺症に悩まされないためにはどうしたらいいのか?
「尻もちをついても痛みがしばらく続くようなら病院で検査を受けることです。一番まずいのがマッサージなどで様子を見ているうちに病気が進行してしまうこと。とくに体が弱ってくる中高年は尻もちくらいで病院なんて大げさなと思いがちですが、以前ほど体は丈夫ではありません。『病院の検査で無事を確認する』という気持ちが大切です」(水井院長)