トランプ大統領の、就任以来、初めての健康診断の結果が話題を呼んでいます。記者会見に登場したホワイトハウスのロニー・ジャクソン専属医によると、「トランプ大統領の健康状態は全体的に素晴らしく、任期中はこの状態が続くだろう」とのことでした。
71歳のトランプ大統領の身長は192センチ、体重は108キロ。しかし、肥満度を見るBMIは29.9でした。日本では25以上が肥満ですが、アメリカでは25以上が太りすぎで、30以上が肥満。つまり、トランプ大統領は「太りすぎで肥満ギリギリ」のゾーンになります。
ある記者は、「ファストフードが大好きで、ゴルフのほかにエクササイズは特にしないトランプ大統領が、そんなに素晴らしい健康状態なのはなぜ?」という質問をしました。すると、ジャクソン専属医は「遺伝子が素晴らしいという以外にはない。もし、20年前からもっと健康的なライフスタイルを送っていたら、200歳まで生きられたかもしれない」と答えました。「今後は体重を減らすために、もう少しエクササイズすることが課題」と付け加えて……。
ちなみに、トランプ大統領のLDL悪玉コレステロール値は「143㎎/dl」で高コレステロール。薬を飲んでこの数値なので、心臓発作のリスクを指摘する医療関係者もいます。
もうひとつ、大きな話題になったのが、トランプ大統領が認識力テストも受けていたことです。トランプ大統領は以前から精神状態が不安定だと指摘され、それを否定し続けています。自分から進んでテストを受けたそうで、結果は「認知力にはまったく問題なし」でした。
このテストは「モントリオール認知評価(MoCA)」と呼ばれるもので、動物の絵を見て名前を当てたり、時計の図を描かせたりして、記憶力や考察力を診断します。アルツハイマー病など認知症を高い確率で診断できることで知られています。
ニューヨークからお届けします。