解熱剤を飲んだ人と飲まなかった人を比べた調査では、前者の方が風邪が完治するまでの期間が0.5日長かったという結果が出ました。さらに大谷院長は、「熱を下げることで、風邪の進行具合がわからなくなるのも問題」と指摘します。
「風邪薬を飲み続けていた人が、実は肺炎だったというケースもあります。薬で症状を抑えることで病気のサインが見えなくなり、発見が遅れてしまうのです」
会議やプレゼンなどでどうしても症状を抑えたい時だけ風邪薬を飲み、それ以外は咳も熱も出しっぱなしにする。薬を飲まなくても、風邪であれば1週間程度で自然と治ります。
咳で苦しい時は、ハチミツをなめるのも手です。
「咳止め薬より、ハチミツの方が咳を止める効果が高いという報告が複数あります」
これまでの健康常識は捨てていい