そこで、ワトソンに女性の遺伝子情報を入力したところ、10分ほどでより特殊な白血病と診断。AI診断を基に抗がん剤を変更したところ、女性の命が救われたのです。この女性のほかに、診断が難しかった2人についても特殊な白血病を見抜き、治療方針が決定されたほか、合わせて41人についてワトソンが診断や治療に役立つ情報を提供したのです。
AI診断がますます普及するのは間違いありません。それで医師の仕事の多くが肩代わりされることから、患者の心を支えることが医師の仕事になると思います。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁