生活と健康 数字は語る

「国民栄養調査」は日本人の状況を最もよく表している

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 これは全人口のおおよそ4000人に1人が参加したという調査になります。これだけの大規模な調査はほかになく、現在の日本人の状況を最もよく表した調査といえるでしょう。それが毎年行われ、その結果が誰でも見られる形で発表されているわけですから、これを利用しない手はありませんが、有効に利用されているようには思えません。

 こんな素晴らしいデータがあるのですから、放置するのはもったいない。国民の皆さんに役立ってもらえるよう、次回からの連載で取り上げていきます。よろしくお願いします。

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名郷直樹

名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)、「逆説の長寿力21ヵ条 ―幸せな最期の迎え方」(さくら舎)ほか。

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