愉快な“病人”たち

美容家・岸紅子さん チョコレート嚢胞を患い生き方見直す

「病気は生き方を変えるチャンスだった」と岸紅子さん/(C)日刊ゲンダイ

 病院で勧められた治療は開腹手術による病巣の切除でした。創口の小さい腹腔鏡では難しいとのことだったので少し躊躇し、セカンドオピニオンを受けてみました。すると、そこではホルモン療法を提案されました。嚢胞は月経のたびに大きくなるので1・5カ月ごとに注射をして月経を止め、次第に小さくする治療法です。「小さくしたら子供を産めるかもしれない」という医師の言葉もあり、ホルモン療法を始めました。

 でも、月経を止めるということは閉経状態になるわけで、更年期障害と同じようにホットフラッシュやイライラに悩まされました。肌荒れもひどく、外に出たくない、人に会いたくないと心のバランスも崩して、仕事もままならないボロボロの状態になりました。

 しかも、1年半もそんな副作用に耐え続けたのに、検査で腸と卵巣が癒着してしまったことが判明したのです。子供が欲しかったので、癒着を剥がしつつ病巣だけを切除できる腹腔鏡手術を行っている病院を紹介してもらい、手術を受けました。病巣は少しずつ薄皮を削るように切除していただいたようです。

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