独白 愉快な“病人”たち

美容家・岸紅子さん チョコレート嚢胞を患い生き方見直す

「病気は生き方を変えるチャンスだった」と岸紅子さん/(C)日刊ゲンダイ

 退院時、医師から「卵巣が健康になったので、ここから数カ月間が一番妊娠しやすいですよ」と言われました。早速、夫婦で伊勢神宮を参拝して正式にご祈祷していただき、その後、無事に妊娠、出産することができました(笑い)。

■仕事最優先の生活を見直した

 ただ、チョコレート嚢胞は再発しやすいということで、それまでの生活を振り返って「なんで病気になったのか」を考えるようになりました。

 思えば、それまでの生活は仕事最優先でした。忙しいことを言い訳に食事はコンビニや外食ばかりで、不規則な上に運動不足。季節の移ろいにも気付かないような人間らしくない生活でした。「人の思いにどう応えていくか」ということばかりを考えて、自分への愛が足りなかったのです。

「心と体はつながっているんだ」と気付いて、人間らしい生活をするための勉強を始めました。

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