独白 愉快な“病人”たち

美容家・岸紅子さん チョコレート嚢胞を患い生き方見直す

「病気は生き方を変えるチャンスだった」と岸紅子さん/(C)日刊ゲンダイ

 まず、起床時間を朝6時30分と決めました。すると、夜12時前には眠たくなるんです。そして1日3食を大事にするようになりました。やむを得ず外食するときはオーガニックのお店選びやメニュー選び、体を冷やさない食材選びに気を付けました。その結果、35度台だった平均体温が36.5度になりました。平均体温が上がると免疫力も上がるんです。

 勉強をしてみて初めていろいろなものが体に悪影響を与えていることを知りました。現代女性は昔と比べて出産の数が少ない分、一生涯における月経の回数が多く、それによって子宮がんのリスクが高いなど、弊害も多いんです。

 食品添加物ばかりではなく、世の中には「内分泌かく乱物質」があふれていて、ホルモンバランスを乱していることも知りました。たとえば、プラ容器の弁当をレンジ調理しても発生します。生理用品などはまさに化学物質の結晶です。それらの化学物質は皮膚からも体内に吸収されます。

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