我慢や努力は一切なし 楽してできる「生活習慣病」予防

電動アシスト自転車(上)はひざを痛めないのも利点 塩分量が少ない調味料を使う(下)(C)日刊ゲンダイ

 楽に生活習慣病対策ができれば、それに越したことはない。運動嫌いでおいしく食事をしたいという人でもできる方法を紹介しよう。

 ペダルをこぐのをモーターが補助してくれる電動アシスト自転車(以下、電アシ)は、疲れにくく体力がない人も使いやすい。普通の自転車と比べて発進や坂道、向かい風の際のふらつきが少なく、安全性の向上にもつながる。

 だから普通の自転車より電アシの方が活動量が低いかと思いきや、「実はあまり変わりません」と言うのが、自転車や電アシに詳しい「三井住友トラスト基礎研究所」の研究理事・古倉宗治氏だ。

 身体活動の強度を表す単位(運動によるエネルギー消費量が安静時の何倍か)をメッツという。

「厚生労働省の身体活動基準」によると、自転車は4・0メッツ、電アシは3メッツで、65歳以上の高齢者では、自転車こぎを1日40分(片道20分)週5回行えば健康維持に役立つ。

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