我慢や努力は一切なし 楽してできる「生活習慣病」予防

電動アシスト自転車(上)はひざを痛めないのも利点 塩分量が少ない調味料を使う(下)(C)日刊ゲンダイ

「コンビニで選ぶなら、たとえば豚しゃぶサラダ、シャケのおにぎり、そして海苔の味噌汁。炭水化物は一つにします。メインの豚しゃぶサラダは加工の少ない料理を。味噌汁で満足感を得られます。温かいお茶でも結構です」(浅野氏)

「弁当の方が“定食”では?」と思う人もいるだろうが、弁当では食べたくないおかずも、もったいないからと食べることになる。自分自身で定食を作る方がベター。

 減塩を心掛けているが味気なくて続かない、という人には、この方法だ。

 慈恵医大病院栄養部の赤石定典氏(管理栄養士)が説明する。

「ゆで卵の表面に塩を振れば、舌に最初に塩が乗り、塩分が少なくてもしっかり塩味を感じる。舌が最初に塩味を感じる場所に塩分を付けるのがポイントです」(赤石氏)

 ほかの料理でも応用できる。刺し身は表面積の少ない角っこに醤油を付け、そこから舌に乗せる。焼き魚は食べる直前に塩を振ると、少量の塩でOK。焼く前に振ると魚に染みこんでしまい、食べる時、物足りない。

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