気鋭の医師 注目の医療

美容皮膚科の皮膚再生技術を応用しED・AGAの最新治療を

古賀祥嗣特別顧問(左)とAGA治療器(提供写真)

 同院は臨床研究にも取り組んでいて、EDに対する有効性は昨年3月に開催された第16回日本再生医療学会総会でも発表されている。

 AGAの方は、「メドジェット」と呼ばれる銃のような形をした治療器を使う。炭酸ガスのジェット噴射を利用して、先端0・03ミリの穴から上清液を噴出させて頭皮に浸透させる。薄毛の部分に40~50発を噴出させ、治療時間は15~20分。費用は1回10万8000円(税込み)だ。

「実施数はまだ10例ほどですが、3回(月1回)もやれば効果を実感できます。毛母細胞が活性化して勢いがつけば、その後はメンテナンスで年1回やるのでもいい。AGAの飲み薬はEDや不妊の原因になるので、併用は勧めていません」

 ちなみに同院で行う治療はすべて自由診療で予約制になる。

▽福岡県出身。1989年産業医科大学卒。東京女子医大付属病院に勤務後、移植医療のため米国オハイオ州クリーブランドクリニックに留学。東京医科大学病院などを経て、09年江戸川病院泌尿器科主任部長。16年から兼務。〈所属学会〉日本泌尿器科学会、日本性機能学会など。

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