皮膚を科学する

子供に「痛いの痛いの飛んでいけ」は効果があるのか?

「痛いの痛いの飛んでいけ~」(C)PXTA

「皮膚を触る効果の3つめは、皮膚に触覚の刺激があると脳でβエンドルフィンという物質がつくられることです。この物質は『脳内麻薬』ともいわれ、医療用麻薬のモルヒネと比べて鎮痛作用が約80倍強いとされます」

 皮膚は露出した第2の脳。皮膚を触ることは、脳を触ることなのだ。

3 / 3 ページ

関連記事