たとえば、抗がん剤治療を受けることになり、治療前の不安から眠れなくなってしまう患者がいます。しかし、先輩患者から「それは私も受けた治療よ。大丈夫。でも○○には注意したほうがいいですよ」といったアドバイスをもらうだけで、どれだけ勇気づけられ、安心できることでしょう。
ただ、ピアカンファレンスを行う方の中には、宗教に勧誘したり、特定の民間薬を勧めたりする人がいる場合もあり得るので、そのようなことがないように事前研修を受けるシステムもできています。
ボランティアは、助けられるほうが助かるだけではなく、助けるほうも真に幸せな気持ちになれる貴いものだと思います。そして、それが自分自身の生き甲斐にもなってくるのではないでしょうか。Fさん、頑張ってください。
がんと向き合い生きていく