あなたの知らない突然死の現場

ゴルフで突然死 相対危険率はなんとランニングの8倍も

運動量の少ないゲートボール(C)PIXTA

 高血圧や糖尿病の持病はもちろん、尿酸値が高いこともリスクファクターといわれている。少なくとも、日頃からまったく運動をしていない人が久しぶりにゴルフをするときは、練習場でボールを打ったり、準備体操で体を動かしたりしてからティーインググラウンドに立つようにした方が賢明だ。

 すでにジョギングやウオーキングをしている人は、運動中の脈拍チェックも忘れずに。

「1分間で120回以上になると危険です。100回ぐらいにとどまるようにコントロールしましょう。脈拍は15秒間ぶんを4倍して割り出します。これなら運動中でも数えやすい。安全の目安は、15秒で25回程度になります。また、冬は寒さで血管が収縮しやすいですし、夏は脱水症状で血が濃くなって梗塞を起こしやすい。季節的な要因を頭に入れて対策を考えることも重要ですね」(澤井廣量氏)

 健康のためにやる運動で命を落としては元も子もない。

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