独白 愉快な“病人”たち

変な咳から難病発覚 大工原忍さん救ったアロマとの出合い

メディカルアロマスペシャリストの大工原忍さん(C)日刊ゲンダイ

 アロマと聞くとリラックス効果を思い浮かべる人は多いと思いますが、抗菌作用があることも知られていて、フランスやベルギーではアロマは一部、保険が利く医療行為なんです。病気になる前から、いつかアロマを仕事にしようと勉強を重ねていた中で、メディカルアロマに出合いました。

 通院をやめてから実際にフランスへ出向き、医療グレードのアロマを扱う薬剤師と直接交渉して輸入を始めました。そして抗菌作用の強いアロマを選んで、毎日飲んだり、吸引やジェルに混ぜて胸や背中に塗布したりしました。

 それを3カ月ほど続けた頃、ぷっつり行かなくなった病院から電話があり、「とにかく来なさい」ということで再び病院へ行きました。で、検査してみると、肺の白い影が小さくなっていたのです。これには医師もビックリしていました。その後も定期的に検査を続け、1年後には肺の影はほぼ消えました。再発しないように免疫力を落とさない生活習慣が今を支えています。

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