梅宮辰夫さんも大ケガ 高齢者は“段差なし”ほど転びやすい

悲劇は突然やってくる…(転倒前の梅宮辰夫さん)/(C)日刊ゲンダイ

 カーペットが少しめくれているだけで、うっかり転倒することが考えられる。

 同じく厚労省の「家庭内における主な不慮の事故の種類」(09年)によると、自宅内の事故で年間1万2873人が死亡。うち65歳以上の高齢者の「転倒・転落」が2142人だ。昨年交通事故の死者数が3694人だから、交通事故に匹敵する危険が自宅に潜んでいるともいえる。

「段差解消のほか、カーペットの浮きをなくしたり、電気コード類を壁沿いにまとめるなどの対策があります。場合によっては、転倒の衝撃を軽減させるプロテクターの使用も考えたいところです」(高齢者転倒・転落ダメージ対策協議会)

 そのほか、5本指ソックスなどもはかせたい。人間は加齢とともに筋力の低下や視力の衰えなどにより、転倒のリスクが増える。タフガイの梅宮も例外ではない。

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